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シンガポールのインターンシップはどのような感じですか?

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インターンシップをどのようにイメージしているかで印象は異なると思います。以下で詳しく説明していきますね。

企業がインターンを採用する理由は大きく分けて3つあります。

  • 新卒採用に向けた会社の宣伝(短期のインターン=実際は会社説明会・見学会の要素が強い)
  • 将来の採用に向けて優秀な学生の確保
  • 人手不足を補う(ベンチャーに多いインターンという名の実質アルバイト)

このうち最初の2つのインターンシップを日本の大学生がシンガポールで行うのは厳しいです。就労ビザの関係等で日本の大学を卒業する新卒学生は採用の対象外であることがほとんどだからです。

1の理由はシンガポールにはありません。日本では就職協定の抜け道として行われていますが、シンガポールには就職協定自体もありません。新卒も既卒者と同じように完全な自由採用です。

2の理由はシンガポール人学生・シンガポールの大学に通う外国人留学生対象にはありますが、どちらにも該当しない大学生は一部の優秀な大学生(即戦力のIT系専攻学生等)を除いて外国人を新卒で採用するのはビザの問題や即戦力ではないという理由でほとんどの企業は敬遠します。

最後の3の理由、日本人がインターンシップと称して働く時はこちらに該当します。

「シンガポール インターンシップ」で検索すると、日本のインターンシップあっせん業者のホームページがいくつかでてきますが、これらのインターン先もほぼ100%、現実はアルバイトです。また実際はかなりブラックなアルバイトも掲載されています。特に、企画・マーケティング・営業といった学生が好みそうなキーワードが多い企業は要注意です。

まともな企業であれば現地のことを知らない日本人学生に企画・マーケティング・営業を担当させないからです。営業をさせたら営業先にかえって失礼になってしまうでしょう。それでもそうした仕事をさせているのは正社員を雇う予算がないことが理由です。日本でも特にベンチャー企業にこうした実態はアルバイト、しかしインターンなのでアルバイトよりも給料が低い・・・というケースが見られます。

こうした実態を書いている記事はネット上に数多くあります。幾つか挙げてみましたので目を通してみてください。

最後はシリコンバレーでのインターンシップで実際は不法就労だったというケースです。海外インターンシップ斡旋会社が斡旋しているインターンシップにはこのような不法就労のパターン(特に短期のインターンシップ)は少なくないのが実情です。

飲食・小売、「モノが売れる現場を体験」

学生さんはどうしても、日本でもできる飲食・小売りではなく一般企業でのオフィスワークのインターンシップにあこがれがちですが、飲食・小売りでモノが売れる現場を体験することこそ、かけがえのない経験になると思います。

同じ仕事でもお金を稼ぐだけの目的で取り組むのか、そこから何を得よう・見つけようという視点で取り組むのかで、得られるものは全く異なります。

特に海外ですので、どのような人(人種など)にどのようなモノが売れるのか?などを観察しながら仕事をすることで、オフィスワーク以上の経験を得られると思います。

また、インターン先を探すにあたって、どのような業種・職種に興味があるか? これも重要です。こうした業種・職種・仕事に興味がある・・・というのはあるでしょうか?

仕事もアルバイト・インターンシップと分けて考えないことが大切です。働くことには違いはないからです。

ワーホリビザで働く際は自分の興味のある仕事を探せば、それが職業体験、すなわち自分にとってのインターンシップになるはずです。

ワーホリプログラムをお申込みの方にはインターン先探しの相談などをご提供しています。

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