日本人が少ない学校はどこでしょうか?
実際はクラスやタイミングによるため難しいです。
日本人が少ない学校がいい、学校選びで皆さんからよく頂くご希望の1つです。しかし実際はクラスやタイミングによるため「ここは日本人が少ない学校です」とご紹介するのは困難です。
以下はクラスによる違いの例です。このようにクラスによって生徒数や日本人数はバラバラなのが一般的です。
クラス | 生徒数 | 日本人数 | 日本人率 |
---|---|---|---|
初級 | 12 | 0 | 0% |
中級 | 15 | 3 | 20% |
中上級 | 10 | 1 | 10% |
上級 | 8 | 3 | 38% |
学校全体 | 45 | 7 | 16% |
学校全体の平均日本人率は16%ですが、クラス別の日本人率は最も低い初級クラスは0%、最も高い上級クラスの日本人率は38%です。このようにクラスにより大きな違いがあるため学校全体の平均16%はあまり意味のない数字です。
また短期留学の生徒は毎週のように入れ替わります。日本人率0%の初級クラスが翌週には日本人率20%になるということも珍しくありません。特に日本からの短期留学が増える夏休み・春休みはそのようなことが起きます。
そのため「この学校は日本人が少ないからお勧めです」というご提案はとても難しいです。
留学エージェントのホームページで「この学校は日本人率〇%」という記載を見ることも多く、その数字を参考にしがちだと思いますが「1年を通した学校全体の平均」だと思います。その数字を鵜呑みにしないほうが実際に留学した時に「期待と違っていた…」にならないコツだと思います。